人類の未来が明るい10の理由_Norberg.Johanヨハン・ノルベリ_要約します


オゾン層破壊、温暖化などの環境問題、資源の減少、暴力、差別、戦争、テロ、病気など。


このままいったら人類はやばいっすと思っている人って多いんじゃないかと思います。
毎日のように悪いニュースが世界中で映し出されることによって、そういうイメージが定着していくんだとか。


以下イギリスで行われたアンケートの結果です。
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『世界はよくなっていますか?それとも悪くなっていますか?』

・よくなっている 11%
・よくもわるくもない 30%
・悪くなっている 58%
・わからない 1%
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で、ちゃんと調べたらどうなってんの?



過去の方がよかったの?
現代の方がいいの?



結論を言ってしまうと。
あきらかに現代の方がよくなっています。


「昔はよかったのぉ」とか、
「古き良き時代はよかったのぉ」という言葉は幻想であって、新しいものに対して否定的なおじいちゃんとかがただ感想を述べているだけなんです。



では、なぜみんな悪いイメージをもっているのか?



理由は2つあります。

理由1:
人はネガティブなニュースに注目し、信じてしまう。

理由2:
ネガティブな暗いニュースの方が人の注目が集まるのでメディアが儲かる。


想像してください。


深夜2時。
ぐっすり寝ているところに一本の電話が。

おめでとうございます!
高級車を差し上げますので、都内某所まで今すぐきてください!

はぁ?いたずらか?怪しい!



まじで?今すぐ行くっす!って思うめちゃめちゃポジティブな人もいるかもしれませんが、普通は疑いますよね?

逆に悪いニュースの場合。

たいへんです!
あなたの車を盗もうとしている人がいます。今すぐ来てください。

すぐ行く!!!



悪いニュースの場合、人はすぐに信じてしまうようです。
不思議ですねw



そうは言っても信じがたいと思う方は本書を読んでいただくか、以下の簡単な本書のまとめをご覧ください。



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目次

食料問題_頭と体を働かせる十分なカロリー



昔は、労働時間が今よりも短かったというデータがあり、「現代人は働きすぎている!」と思われがちなのですが、実は栄養失調に伴って頭と体を十分に働かせるカロリーが不足していたからなんだとか。


世界で最も豊かだったフランスでさえ、全国的なレベルの飢餓が何度も起きています。

・11世期26回
・12世期2回
・14世期4回
・15世期7回
・16世期13回
・17世期11回
・18世期16回

局地的なものだと、さらに何百回も発生しています。


食べ物が必ずしも栄養が十分ではなく、保存も効かなかった。
塩漬けにして保存できる食料もあるが、塩も高価だった。


かなりの極貧生活を強いられる状況が続き、物乞いをする人、餓死する人があふれ、さらには人肉食もあったんだとか。ひぇ〜



しかし、



化学肥料の誕生や、農業技術の発展によって、生産性が劇的に向上。


インフラも整備され、足りているところから足りないところへ運搬もできるようになり、食料問題は解決されていきました。


昔は1日1食あるだけで満足していたのが、今では1日3食で、さらにお酒も自由に飲むことができる時代になりました。

衛生問題_苦しみの源を浄化する

 

病原菌の理論がない時代は衛生状態が最悪でした。


水源となりうる川に肥溜めなどの汚物が混入し、汚染される事によって、コレラなどの感染症が蔓延。


病原菌理論が広く受け入れられ、水の効果的な濾過と塩素殺菌が導入される事により、期待寿命が急激に延びました。
研究によると、生活用水の改善と死亡率低下は相関関係がある事がわかっています。


乳児死亡率低下の74%
児童死亡率低下の62%
全体の死亡率低下の43%


1990年〜2016年の26年間で、
26億人が改善された上水にアクセスを得られるようになりました。


つまり、「28万5000人/1日」のペースで改善されているという事です。

期待寿命_人はもうハエのようには死なない


昔の最も一般的な医療は、お祈りでした。


当時のお金持ちに呼ばれるような医師ですら、瀉血をしたりする以外には何もできませんでした。


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※瀉血(しゃけつ)=患者の腕を縛り、切り傷をつけて血を抜く
 熱や頭痛、脳出血などの病気は、血が多すぎるからと思われていたため。
 もちろん体に害があります。
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19世紀半ばに手術という概念が普及しはじめても、抗生物質がないため、多くの人が感染症によって亡くなっていた。


さらに以下のような、有名な感染症の流行が始まれば、かんたんにコミュニティに広がり、村などが全滅する事もありました。


・ペスト
・結核
・天然痘
・ポリオ
・マラリア
・ジフテリア
・コレラ

などなど。


ワクチンや抗生物質が発明された事により、病気や感染症と戦う事ができるようになりました。


1900年の世界の平均寿命は31歳でした。
しかし、昨今では71歳。


実験室で科学者たちが実験を繰り返している事により、医療技術もどんどん発展しているからといえます。


ガン発生率もどんどん下がっていて、1994年からアメリカでの発生率は0.6%/1年づつ下がっていて、過去20年間で、癌による死亡率も22%下がっています。


「実現可能なことの限界に達したからこれ以上寿命が伸びることはない」という理論が提唱された事が過去に何度もありました。



しかし、



1928年のアメリカの期待寿命が57歳だった時、究極の可能な寿命は65歳だろうと予測。



だが、その時既にニュージーランドの女性が突破していた。



別の研究チームが1990年に究極の可能な寿命は85歳とした。



1996年に日本人女性がこれを突破。


このように「もう寿命これ以上伸びないっす」って散々言われてきたけど、どんどんそれを突破しているという状況のようです。
今後もどんどん期待寿命は伸びていくのではないでしょうか。


貧困問題_未来への投資に目を向ける時

 

1日2ドルしか消費できない人を極貧として定め、インフレと地元購買力を考慮して数字を修正し、極貧生活者の割合を出すと。



1820年 → 94%
1910年 → 82%
1950年 → 72%



しかし、過去数十年で自体は劇的に変化



1981年 → 54%
2015年 → 12%


1990年から2015年にかけて20億人の人口が増えているのに、極貧生活の人数は12.5億人減った。


つまり、25年にわたり、毎年5000万人減ったという事。
1日に換算すると、13万8000人が極貧生活を脱出できているという事です。

暴力問題_戦争を起こせば損をする


最近の100年の間に、有名な残虐な戦争が何度もありました。


ですが、我々の知らないもっと昔には、当時の世界人口に対しての5%が殺害されたり、その国に人口に対して換算すると、8人に1人が被害にあう戦争もありました。


現代は、各国が交渉で話をまとめられる機会が増え、商業と貿易の拡大。
多くの国は、価値生産に専念して、それを近隣と交渉するようになった。


盗んだり破壊したりするよりも、必要な資源を得るには、戦争するよりも買った方が安上がりだからだと言われています。


さらに、テロによって亡くなる人も減少していて、
今では風呂で溺死する人や階段から転げ落ちて死ぬ人の方が10倍も多いです。

環境問題_最悪のシナリオは回避された


アメリカ環境保護局によると、6大大気汚染物質は、1820年から2014年にかけて、約40%以上低下しています。


オゾン層もゆっくり回復しつつあります。


資源が減少すれば、価格が高騰し、人々が節約するようになります。


さらに枯渇すれば、代替物を見つけたり新しいものを発明するといった事を繰り返しています。


たとえば「銅」。


このままいけば、36年で埋蔵量は枯渇する。
さらに中国人が電話を使うようになれば、さらに早まると言われていました。


しかし、すでに40年経過していますが、実際はもっと埋葬量があり、
代替物として、光ファイバーや無線技術が発明されました。


識字能力_みんなが参加できるという事


識字能力は非常に重要なスキルです。
他の人が持っている知識を有効に活用使うことができ、知識と娯楽の世界に参加できるようになります。


本とか論文とか他人がすでに検証済みの失敗とかを学ぶことができて、自分で実際に試さなくて良いので識字能力めちゃなんだと思います。


識字能力がないと、覚えようとしたことをメモに残せないということなので、ないとめちゃ困りますね。


1820年には世界の12%の人しか読み書きできる人がいなかったのが、
現代では、逆に読み書きできない人が、14%しかいないと言われています。

自由_自分を所有するのは自分だけ


1800年には万国で合法として存在していた奴隷制が、今ではほとんどの国で、公式に禁止されています。


政府によって職業が決められ、どんな生活をするかが決められ、服も自由に選択できず、結婚相手や、離婚も政府によって決められていました。


1973年に自由とされる国の割合は29%だったのが、現代では、逆に不自由な国が26%にまで減りました。



平等_かつてないほどの寛容性


女性に権利などなく、結婚するまでは父親の所有物、結婚したら夫の所有物でした。
よく時代劇とか大河ドラマとかで見る風景ですね。


1893年にニュージーランドで女性が参政権を得るようになったのを皮切りに、徐々に世界に男女平等が広がっていきました。


現在では、世界の58%の国が、男女平等な民主主義の国に暮らすことができています。


本書とは関係ないですが、人類の祖先の動物を狩猟していたグループの骨の中に女性の骨があったようで、実は女性も狩りをしていたんじゃね?っていう説があるそうですよ。


次世代_進歩は受け継がれる


昔は「児童労働」が当たり前でした。


その理由は、子供を育てる経済力がないため、親は子供に労働をさせていたんだとか。


比較的最近の1950年でも、世界児童の4人に1人は労働をしていたと言われています。


それが、国際的な貿易が始まり、工業化していく事により、労働者の収入が劇的に増加することによって、子供に労働をさせなくても暮らしていけるようになりました。


あらゆる国で同様のプロセスが起きていることにより、現在では、世界の児童労働は10人に1人以下にまで低下しています。

それでもまだまだ多いですよね。
日本ってめちゃくちゃ恵まれてます。

それでもみんなが納得しない理由_まとめ


歴史を辿ると、最近の100年ほどで、あらゆる問題が解決するスピードが加速しています。


それは、一つ一つの問題が関連しあっていて、相乗効果が得られているからと考えられます。
なぜ実際に世界がよくなっているように思う人が少ないのか?


それは冒頭でも述べましたが、メディアによる、偏ったニュースなどにあると言われています。


メディアは、人の注意を引きつける事が仕事であるため、良いニュースよりも、悪いニュースを流す傾向にあります。


例えば、


「今日も飛行機が無事に目的地に到着しました。」


よりも、


「飛行機が墜落した」


の方がニュースになります。


著者が言いたいことは、このようなネガティブな情報に踊らされて、
「時代を逆行し、進歩を阻害してはいけない」という事です。


ウイルスのワクチンが、イスラム教徒を不妊化しようとする西洋の陰謀だとデマが流れ、根絶しかかっていたポリオウィルスが復活してしまった事もあります。


アメリカでも、反ワクチン運動がおこり、病気が大流行してしまったり。


時代に逆行して進歩を阻害と言われても、話が壮大すぎて、全然共感がわかないかもしれません。


しかし、これって日常の事に置き換えると、何か新しいアイデアとか、新しいツールとか、新しいやり方などを否定せずに受け入れて試すという事も同じなんじゃないかと思います。


新しい事に逆行して、「自分はこのやり方は無理」とか、「今までのやり方が一番」とか。


何事もこのような否定的な人がいる事によって、進歩が阻害されてしまうのではないかと思います。


特に男は習慣と結婚するらしいですっ


たしかに私も最近飲食店に行っても新しいメニューや知らないメニューを試さず、永遠に同じものしか食べてません。。。


こうして新しいものを受け入れられなくなっていくんですかね。
何事も新しい事を受け入れて、自分を変える事ができる器の大きい人になりたいですね。

著者について


著者:ヨハン・ノルベリ(Johan Norberg)
wikipedia
(作家・歴史化・ドキュメンタリー映像作家)

研究者ではないみたいですが、いろいろ章をもらっていたり、他にも本を出版されている方のようですね。

『進歩 人類の未来が明るい10の理由』

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