リーダーシップからフォロワーシップへ「カリスマリーダー不要の組織づくりとは」をまとめました

リーダーシップからフォロワーシップへ – カリスマリーダー不要の組織づくりとは

著者:中竹 竜二

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著者の中竹 竜二氏について

2007年より2年連続で元早稲田大学ラグビー部監督として全国大学選手権の優勝へとチームを導く。
2010年に日本ラグビーフットボール協会初代コーチングディレクターに就任し、2012年から3期にわたりU20(20歳以下)日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチも兼務。
2014年、株式会社チームボックスを設立、企業のグローバルリーダー育成トレーニングを行う。

一学校の監督が、やがては日本代表の監督にまで上り詰めていくってすごいですよね。

どのような方法で指導をしていたのか?
その答えとして、本書で紹介されている「フォロワーシップ」という考え方なのだと思います。

業界は違えど、教育や組織に対しての考え方は共通のものがあると思います。

フォロワーシップとは

出典:https://pixabay.com/

リーダーシップという言葉はよく聞くと思いますが、

フォロワーシップという言葉はあまり聞かない言葉だと思います。

ネットで検索すると、フォロワーシップについては以下の様にコトバンクに書かれています。

フォロワーシップとは、集団の目的達成に向けてフォロワーがリーダーを補助していく機能のことをいう。

フォロワーには、指示に従って成果を上げるだけでなく、自発的に意見を述べたりリーダーの誤りを修正することも期待される。

出典:コトバンク

ほとんどの組織にはリーダーとそれ以外の人間に分かれると思いますが、フォロワーとはリーダー以外の人間を指します。

あくまで私の捉え方ですが、リーダシップというのは、組織の理想の状態を目指してフォロワーに指示を出したりして行く事で、フォロワーシップとは、フォロワーがどうしたら自然に動いてくれるようになるか?

という事を視点を持つ事なのかなと思います。

少し極端な話になりますが、電車で例えるならば、

  • 先頭車両のみが稼働して走っている電車がリーダーシップ
  • 全車両が稼働して走っている電車がフォロワーシップの考え方

そもそも理想のリーダーとは?

本書において理想のリーダー像の結論

理想のリーダー像になる事はほぼ不可能

その理由は、

人によって理想のリーダー像は違うから。

たとえば、

Aさんが思う理想のリーダー像は、カリスマ的な感じで、戦略家。
ぐいぐい引っ張ってくれるリーダー。

Bさんが思う理想のリーダー像は、兄貴分的な感じで、何でも仕事を任せてくれて、モチベーションを上げてくれる感じのリーダー。

Cさんが思う理想のリーダー像は、コミニュケーションが得意で、意思決定はすべてみんなで話し合う民族型のリーダー。

Aさん、Bさん、Cさんからそれぞれ「もっとこういうリーダーになってください!」と言われたとします。

今までは、Cさんの理想のリーダーだったのに、Aさんの思うリーダー像になろうとすると、今度はCさんから反感を買うこととなります。

では、どうしたらいいのか?

最悪なリーダー像を避けるという対極視点法というのが役に立ちます。
最悪なリーダー像を明確にして、これだけは避けて行くという事です。

以下は、「日経プラスワン」の、「働きにくかったり、愛想を尽かした上司や先輩について」というアンケートの結果。

1位:言う事や指示がコロコロ変わる

2位:強いものには弱く、弱いものには強い

3位:大事な局面で責任逃れ

4位:感情的で気分屋

5位:失敗を部下のせいにする

6位:上司自身が仕事ができない

7位:部下の手柄を持って行く

8位:部下指導をしない

9位:決断力がない

10位:無責任に部下に投げる

まるでドラマで出てきそうな感じのダメな上司像ですよね。笑

この内容を一言に集約すると、 ダメな上司=言動にブレがあるという言葉にまとまります。

これを逆説的に捉えると、理想のリーダーの条件の一つには、言動にブレがなく一貫性があるという事は上げられるのではと思われます。

そこで、本書で言っている事は、「カリスマ性」や「協調性」などのスキルではなく、ブレる事のないリーダーとしてのスタイルを確立する必要性を説いています。

つまり、みんなに好かれようとしなくて良いって事です。

一貫性がある事によって、部下は上司に合わせてくれます。
逆に一貫性がないと、「この間はこういってたのに、意味わかんない」と思われ、ストレスを与える事になるのではないでしょうか。

フォロワーシップをもっとわかりやすく

組織の全員が自分で考え、主体的に動く組織を目指すには?

効率だけを追って、上司が的確に指示をしていくと、やがて部下は自分で考えることをやめます。

そこで、具体的にこまかく指示するのをやめて、

  • 具体的に指示をすることをやめる
  • かんたんに答えを言わない
  • 時間はかかるが、一旦自分で考えさせる

こんな感じの態度が部下を成長させるのだと思います。

今までと違うやり方に部下は戸惑うと思いますが、主体的に部下達が自分で考えて行動してくれたほうが良いに決まっていますよね。

電車で例えると、先頭車両だけが組織をひっぱるのと、すべての車両が動いてくれるのでは、リーダーに対しての負担が減るし、全員が成長してくことになるのではないでしょうか。

リーダーが組織を盛り上げていくのではなく、周りのフォロワーたちが主役となって組織を盛り上げていくことがフォロワーシップが発揮された組織です。

以下の動画ですが、ムーブメントを起こすには?という動画なのですが、まさにフォロワーシップが発揮された動画だと思います。

最初は男性が一人公園でダンスをしているのですが、やがては公園全体の人が彼に集まってくるという動画です。

これは、最初にダンスをしていた男性よりも、2番目・3番目・4番目と集まってきたフォロワー達が盛り上げたことによる結果でもあると思います。

現在リーダーの人は、ぜひフォロワーを盛り上げるように、どんどんチャンスを与えていきましょう。

現在フォロワーの人は、フォロワーシップを発揮して組織を盛り上げていきましょう!

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